リフォーマーとは?

#リフォーマー
#ピラティスマシン
時計アイコン

「マシンピラティスといえば、リフォーマー」というイメージが少しずつ世間に注目してきたように思います。

さて、下の画像は、ピラティスマシンのメーカーとしては最大手のアメリカbalanced body社の本社にあるリフォーマーです。

私が、コアアラインのファカルティ(インストラクターを養成できる講師)になるために、balanced body社に行っていたときに撮影したリフォーマーですが、これがなんと、、

balanced body社にある、ジョセフ・ピラティスが1950年代につくったリフォーマーの実物です。元祖リフォーマーです!

私も、1週間の滞在中の序盤はこちらの正体がわかっておらず、カバーの上に座って、お昼ご飯を食べたりしていました。

それから、特にbalanced body社を中心に改良が重ねられてきて今にいたるわけですが、ピラティススタジオBBで主に使われているのが、クリニカルリフォーマーとアレグロ2というリフォーマーです。

もちろん、こちらのリフォーマーを使用しているのには理由がありますが、まずは外観からご紹介。

1)クリニカルリフォーマー
(仙台泉スタジオ・錦糸町スタジオ・肥後橋スタジオ等)

もともとは、病院用に開発されたクリニカルリフォーマー。理学療法系では最大手のピラティス資格団体であるポールスター・ピラティスなどが用い、それにPHIピラティスのChisty Romani-Rubyなども続き、理学療法士やアスレチックトレーナーなどを中心に広まったリフォーマーです。

元々は、このように医療用ベッドやトラピーズテーブルの高さと一緒の製品なのですが、この脚を切って通常のスタジオリフォーマーと同じ高さにしていただく特注品になっています。

個人的には木のナチュラルさも含めて、最も好きなリフォーナーなのですが、「クリニカル」と名前がついているだけあって、痛みを抱えている方や初心者が取り組むには非常に適したリフォーマーとなっています。

詳細な説明は、また別の記事で実施しますが、値段が通常のスタジオリフォーマーも倍以上するだけあって、多種多様なピラティスムーブメントが提供できるプライベートピラティス」に最も適したリフォーマーの一つなのです。

2)Allegro 2/アレグロ2
(田町スタジオ・武蔵小杉スタジオ・三軒茶屋スタジオ・南青山スタジオ等)

アレグロ2の前身はアレグロというリフォーマーでした。

このように、軽量に、重ねて使えて省スペースにもなるように開発された、グループピラティス専用のリフォーマーでしたが、機能的には非常に弱い。

そのため、ピラティススタジオBBとして、こちらを導入するというのは全く考えられない代物でした。

しかし、10年ほど前に開発されたAllegro2は、クリニカルリフォーマーの機能の9割以上は活用できるようになり、しかも分解しやすく、木製のナチュラル感はうしなわれてしまいましたが、デザインはスタイリッシュになりました。

クリニカルリフォーマーと同様、多機能なため、やはりプライベートピラティスに適しているのです。

また、これもまた別の記事で紹介しますが、こちらのピラティスマシンは拡張性もあるため、よりカスタマイズされたピラティスセッションが可能になるのです。

熟練の寿司職人が包丁にこだわり、包丁を大切にするのと同様、ピラティスインストラクターとしては、法外な値段のマシンでないのであれば、ピラティスマシンにもこだわりたいのです。

ジョセフ・ピラティスが開発したリフォーマーというマシンは、この10年くらいでかなりの認知度となりました。

一方で、ピラティスブームとともに、多くのピラティスマシンのメーカーが他業種から参入していますが、pilates.comのドメインを有しているbalanced body社のマシン開発力は群を抜いており、いつも最先端を進んでいます。なぜか?

balanced body社には、Nora st. Johnのような優秀なインストラクターを抱えており、自社でもピラティス資格を養成しつつ、さまざまなインストラクターから常にフィートバックをもらっているからなのです。

他のメーカーはそれに追従するだけのケースがほとんどで、新しいピラティスツールのヒット商品は、ほぼほぼbalanced body社が開発しています。

そのリフォーマーを利用した、美脚系のエクササイズのセッション例を紹介させていただきますね。


他のメーカーで、業界を変えるようなイノベーションが起きたら、balanced body社以外のイクイップメントやツールを、積極的に導入するかもしれませんが、今のところはそのようなことも起きていません。

リフォーマーを少し語るだけでも、こんな感じとなります。

おそらく、このような記事を楽しんでいただいている方は、だいぶピラティスにハマっている方々と見えます。そのような方にも楽しめるような記事を、少しずつ書き溜めていきますね!

ピラティススタジオBB