1月も1週間が過ぎました。
そんな中、「この年末年始も食べ過ぎてしまった」「体重がXXkg増えてしまった」という方も多いと思います。
お餅のような糖分の多いものを食べたり、親族が集まってお酒類を飲んだり、これらは文化的な側面もあるので、仕方のないことだと思います。
旅行に出掛けて外食する機会が多かった方もいらっしゃると思います。
こういう時に遠慮なく飲み食いできるように、日頃から運動や適度な摂生をされていれば良いと思います。
ただし、当然ながら遠慮なく食事をするためには、知識として色々と知っておくと、正月太り解消に役立ちます。
例えば、おせち料理。
皆様ご存知のように、保存が効くように塩分と糖分がとても多く使われています。
おせちのお重を食する場合、”口取り”といわれる甘い味付けが中心の「一の重」、酢の物が中心の「二の重」、煮物と焼き物が中心の「三の重」という構成になっており、一の重はカロリーの高いものが多く、二の重は野菜が多く、三の重は塩分が高い煮物中心、となっています。
おせちを食す量は人によってかなりバラツキはあると思いますが、1人前は1000キロカロリーくらいと言われています。
上記くらいのお汁粉であれば、300キロカロリーは超えています。
また、糖質の過剰摂取による脂肪蓄積のメカニズムは、以下のとおりです。
・ 血糖値上昇
・ 血糖値を下げるために肝臓からインスリンが分泌
・ インスリンによる脂肪合成の高まりと脂肪分解の抑制
・ 余った糖質は、肝臓で中性脂肪に変換、脂肪細胞として蓄積
さらに、アルコールを飲まれる方は、お酒自身にもカロリーが含まれていますし、
アルコールを分解している期間は、肝臓が脂肪分解する機能が止まるため、それによって体内に脂肪が蓄積されます。
と、ここまでは過ぎ去った時のお話。
そして、こちらの記事で強調したいのは、今からのお話のことです。
繰り返しますが、年末年始でたくさん飲み食いするのは文化的側面があり、全てを否定する必要もないですし、今更後悔しても仕方がありません。
まずは、1週間の過ごし方がとても大切です。
砂糖が「マイルドドラッグ」と呼ばれているように、糖類・アルコール類には「依存性」があります。
年末年始に多くの糖類やアルコールの量や頻度を高く摂取したことで、多くの日本人が糖類やアルコール類の「プチ依存症」になっています。
依存した人の脳の中では、それらの刺激が来ると、ドーパミンという物質がたくさん作られ、それが快楽を感じる回路のスイッチをONにします。
快楽は意欲を生み、活動的になり、気分がハイになり、幸福感が得られます。
しかし、ドーパミンが多い状態が続くと、快楽を感じる回路の信号が弱くなり、もっと強い刺激を求めるようになります。そして、刺激がなくなると不安やイライラを感じるようになります。
人間も動物です。気持ちが良いことや快感が、行動する際の重要な動機になります。年末年始の過食が、無意識に依存性を生み、それを脱し切れない可能性が出ているのです。
正月太り対策は、本能との闘いだが、勝てる闘いである
ピラティスによる姿勢改善やスタイル改善対策と同様に、食事や栄養についても「理解しておく」ことで対策が可能です。
そう。私たちがプチ依存症から抜け出すためには、「ドーパミンを代表とするホルモンに抗う必要がある」のです。
本能との闘いではありますが、薬物とは違い「勝てる闘い」なのです。
そのためには、1週間、糖質やアルコールを摂らないように意識することが大切です。
少しイライラしてきたら、
「あ〜、私も動物なんだ」
と実感していただきつつ、間食やアルコール類から意識的に遠ざかりましょう。
その際に、ぜひ運動もご活用してください。
ピラティススタジオBBでは「Pilates Daily challenge 28」というYouTube企画を公開しています。
「2週間我慢すればプチ依存症が抜ける」
というような科学的データもあるようですが、個人差はありますので、この記事を読まれてから、まずは1週間の食生活に気をつけるだけで大丈夫です。
ご飯を抜いたりするのは逆効果。
「プチ依存症からの抜け出し」が目的であれば、嗜好品とも言える、お菓子やアルコール類から遠ざかる生活を心がけるだけで大丈夫です。
ピラティススタジオBBでは、新年から「S1グランプリ」という企画を実施しています。
上記は、2023年のデータの一部ですが、「2ヶ月で体脂肪率が21.2%から16.6%まで4.6%減っている」という成果をあげられています。
ピラティススタジオBBでは、ほとんどのスタジオに「業務用体組成計」を導入しているのが特徴で、食生活の見直しが大切なこの1月の時期に、以上のようなダイエット企画もしております。
ピラティスで骨格を整え、定期的な計測とイベントでシェイプアップしていきましょう!
ピラティススタジオBB